2016年9月27日火曜日

祭の後

思えば、推しメンの生誕祭に入るのはこれが初めてのことだ。
推しメンの生誕祭より推しメンの卒業公演の方を早く経験したというのは皮肉な話だが、
日曜開催で関東や他の地方からも多くのはるたん推しの同志が駆けつけ、
どちらを向いてもピンクだらけの錚々たる顔ぶれが出揃った。
私などはるたん推しとしてのキャリアは全くもって浅い方だが、
そんなことは関係ないと生誕委員の中でも責任のある仕事を任せて頂き、
いつ以来か、もしかすると初めてかもしれない、
一つの行事の成功に向けて取り組む一体感や感動を味わうことができた。

まあ、責任のある仕事と言っても、私などは大したことはしていない。
それでも、はるたんは生誕委員のみならず、ファン一人一人の思いを全て汲み取って、
笑顔で17歳の抱負を語ってくれた。
私は中3の終わり頃からのはるたんしか知らない。
しかしこの1年半ほどだけ見ても、彼女が見違えるほどに成長したのは疑いようのない事実だ。

生誕祭についてのメールとG+の内容は共通している部分も多かったが、
私はメールにだけ書いてあった「思い」の部分がとても嬉しかった。
要約すると概ねこんなことが書いてあった。

「1年間、悔しかったことは確かにたくさんあった」
「それについて話そうかとも思っていた」
「でも、その場では自然と悔しかったことは忘れていた」
「きっと嬉しかったことの方が大きかったから、かもしれない」

涙涙の生誕祭が悪いとは言わない。
しかし、私ははるたんの笑顔を見るために応援しているのだ。
だから、16歳の1年間を笑顔で総括してくれたことは、
どんな感謝の言葉にも勝る、ファンに対する最大のご褒美だと私は思う。

はるたんのG+へのコメントで引用したドラゴンボールの台詞、
亀仙人が弟子入りした悟空とクリリンに対して言った言葉をここでも紹介する。

武道を習得するのは ケンカに勝つためではなく
ギャルに「あらん❤︎ あなた とっても強いのね〜ウッフーン」と いわれるためでもない!
武道を学ぶことによって心身ともに健康となり それによって生まれた余裕で
人生をおもしろおかしく はりきって 過してしまおうというものじゃ!

はるたんにとっては、劇場公演が武道の代わりになるものだ。
劇場に立ち続けることが芸能界において何の役に立つのかという意見もある。
しかし、劇場公演で得られるものとは、そんな目先の指標で量れるものではない。
劇場公演で培ったスキルを直接何かの役に立てるのではなく、
劇場公演を通じて鍛え上げた心と身体を、人生のあらゆる場面で生かしていく。
そんな感覚を身に着けてきたからこそ、はるたんの活躍が目立ち始めたのではないかと思う。


17歳、上野遥には無限の未来が待ち受けている。
その未来を少しでも明るいものにするために。
我々もまた、再スタートである。

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