2016年2月15日月曜日

総選挙に向けて

私は自分でも多趣味な人間だと思うのだが、
中でも古くからやっている趣味にインターネットラジオがある。
私が始めた頃はlivedoorが、今はFC2が運営している「ねとらじ」というサービスを使い、
かれこれ9年ほど定期的に配信している。
昨日はゲストに高校の同級生を招いて深夜まで喋っていたのだが、
そこで今年の総選挙の話題が出たので、きちんと記事にして整理しておこうと思った次第だ。



私はHKTのあらゆる活動の中で劇場公演が一番好きなのだが、
だからこそ「劇場公演こそ全て」というような価値観には異を唱えたい。
歌番組にもバラエティー番組にもあまり興味がないのは事実だが、
ファンが全員そう感じているわけではもちろんない。
広域に発信できるテレビで選抜メンバーが中心になってアピールし、
そうして取り込んだ新規顧客を劇場公演でがっちりホールドするというのが、
48グループにおける王道的なファン獲得スキームである。
かく言う私も、最初はおでかけで梅本泉が気になったところから劇場公演を見始めたので、
見事に敷かれたレールに乗っかってファンになったのだ。
これは間違いなく超強力な組織構造であり、
他の少人数のアイドルグループには決して真似できない、絶対的な強みである。
本来、このスキームのどの部分を担うメンバーも必要不可欠であり、
どこが欠けてもたちまち48グループの安定性は揺らいでしまうものだと思っている。

問題なのは、グループの外に出た「芸能界」という枠組みで考えると、
基本的には劇場公演というものの価値は全く顧みられないということだ。
劇場公演とは100%既存のファンのみに向けられたエンターテイメントであり、
そこに対外的な要素を一切含んでいないと言っていい(記念公演など一部の例外はあるが)。
過激な言い方をしてしまうと、劇場メンバーとしての純度が高まれば高まるほど、
芸能人としては「死」に近づいていくというような状況が、今まではあったわけである。
そこに風穴を開けようとしたのが、今回HKTが上野遥を使って行った取り組みである。

私は今年からはるたん推しになった立場なのであくまで想像でしかないのだが、
今までずっとはるたんを応援してきたファンにとって、
今回の抜擢に対しては二つの思いが複雑に絡み合っているのではないだろうか。
もちろん、はるたんの喜ぶ顔が見られて嬉しいというのは単純にあるだろう。
しかしそれと同時に、「先を越された」という感もあるのではないかと思う。
失礼な言い方になってしまうので、私がそう思っているのでは決してないと前置きしておくが、
これまで総選挙で速報でも本番でも上野遥の名前が呼ばれたことはなく、
どの時点で何票入っていたのかも明らかになったことがないという事実に対して、
まだファンとして上野遥の躍進に貢献できていないという思いがあるのではないだろうか。

重ね重ねになるが、私は「死票などない」という考えなので、
これまでのはるたんファンの努力を否定するようなことを言うつもりは一切ない。
ただ、総選挙で結果が出るよりも先にはるたんが脚光を浴び始めたことで、
我々ファンの側もいよいよ尻に火が点いたというのは紛れもない事実である。
つまりはこういうことだ。ドキュメンタリーの公開から環境が変わり始め、
これまでにないような仕事が増えてやる気に満ち満ちているはるたんに対して、
他でもない我々が水を差してしまうようなことは、決してあってはならないのだ。
ランクインさせるなら今年。今年を置いて他にないのである。

私は元々ファン同士の交流のようなものが苦手で、
梅のファンにあまり話が噛み合わなそうな層が多かったことも相まって、
これまでコミュニティーの類には参加したことがなかった。
しかし今年ばかりは本気にならざるを得ないと決心し、
6月の総選挙に向けて立ち上がった総選挙対策室に昨日参加登録してきた。
去年は完全に個人戦で、周囲の情報なども全く知らない状態だったのだが、
今年は何が何でもはるたんを壇上に上げるため、やることは全てやるつもりだ。
ファン歴の長短など関係ない。
私が本気を出したらどこまでのことができるのか、一つ見せつけてやろうではないか。
はるたんが歓喜の涙に咽ぶ姿を見るのが、今から楽しみである。

0 件のコメント:

コメントを投稿