はるたん、梅、おかぱんの3人で思い出以上が見たいと言った梅推しだったあの日から、
そう懐かしむほど時間は経っていない。僅か3ヶ月前のことである。
私が「24金世代」と呼んだ現高3生から、あっという間に2期生が3人去ることになった。
人生を考え直すのに18歳という年齢はあまりにも若すぎるという私の考えは、
きっと人の何倍も濃密な経験をしてきている彼女たちには通用しないのだろう。
ちょうど1ヶ月前、「表題曲の披露はオリジナルメンバーで」という旨のことを書いた。
このタイミングでこのことに言及すると、
「そうしておけば卒業なんて考えなかっただろうに」という文句に聞こえるかもしれないが、
私が言いたいのはそういうことではない。
同じようにおかぱんが卒業という選択をしたとしても、
「メロンジュース選抜」というプライドを尊重する姿勢を見せ続けていたなら、
きっと送り出す側も変な後ろめたさを感じずに済んだと思うのだ。
「後ろめたさなんてない」とは言わせない。
もし純粋にポテンシャルを認めて、若田部遥を、後藤泉を、田中優香を、
チーム曲のセンターに選んだのだとしたら。
罪滅ぼしの意識など微塵もなく、上野遥をセンターに指名したのだとしたら。
そう断言できるのであれば、私だって認めよう。
栗原紗英は、山本茉央は、山下エミリーは、お試しでも何でもなく、
「この16人が今HKTで一番すごい奴らなんだ」と劇場の神様に誓って言えるのであれば。
意見は言っても文句は言わない、そういう気持ちに誰もがなれるはずだ。
しかし、そんな胸糞悪いことは考えたくもないが、きっと実際はそうではないのだ。
はるたんや真白が脚光を浴び、劇場の価値が問い直されている今だからこそ、
それと同じくらい、いや、対外的なことを考えるとそれ以上に、
選抜の価値というものも改めて問われなければならない。
「選抜メンバー」岡田栞奈の卒業により、
初めてオリジナルメンバーでの歌唱が不可能になる曲ができてしまうHKTを見て、
そんなことをぐるぐると考えた。
全く他人事ではない。
はるたんのセンターを、1回きりの思い出作りになど絶対にさせてはならない。
決意を新たにさせられた、そんな夜だった。
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