去年の9月に転職して10ヶ月。
前職から年収は約1.6倍に跳ね上がり、当初は浮かれまくっていたのだが、
年収が上がるということは、年収相応の働きを求められるということである。
ブラック企業というのはある意味気楽なもので、会社に期待しないで済む分、
仕事もそれなりに手を抜いてやっていればそれなりの低空飛行は続けられるのだ。
頑張ってもリターンがないのなら頑張らなければいいし、
周りも皆そうなので頑張らないことに対する後ろめたさもない。
私が思うブラック企業の怖さは、長時間労働や低賃金自体よりも、
ある程度慣れてくるとこうした思考がしみついてしまい、
他の会社ではやっていけないマインドが形成されてしまうところにあると考える。
だから、新卒時の就活は慎重にしなければならなかったのだ。
私のように、楽な環境に染まりやすい人間は特に。
まあ何が言いたいかというと、
清き流れに住みかねて元の濁りが恋しくなってしまったということだ。
求められる水準の高さについていけず、業務時間外や休日も仕事のことが頭から離れない。
頭から離れないだけで具体的な何かが手につくわけでもないので問題は解決されず、
仕事は溜まる一方で、比例して考え事もどんどん積もっていく悪循環。
行き着く先は、現代では聞き慣れたお洒落な横文字、メンタルヘルスである。
どうも自律神経が怪しいと思って心療内科を受診したのが先週の金曜日、
その場で書かれた診断書には「3ヶ月の休職を要する」との文字が。
週明けの月曜日にそのことを上司に告げると、流石は大企業のフットワーク、
その週の水曜日(つまり一昨日)からすぐさま休職することが決定した。
そんなわけで、ここ2日はほとんど家でボーッとして過ごしていたのだが、
正直言って誰とも喋らずにずっと家にいると余計具合が悪くなってくる。
気晴らしに公演でも見に行きたいところだが、
西鉄ホールは他のイベントで1ヶ月以上使えないことが決まっているし、
そもそも総選挙の後遺症であっちこっち出掛けられるような経済的余裕もない。
このままでは本格的に社会復帰ができなくなってしまいそうで、ひどく落ち込んでいる。
お先真っ暗とはまさにこのことだ。まだ27歳なのに。
熊本は地獄の釜のような暑さで、ただ生活しているだけでも気力体力が奪われていく。
何もしないのに熊本にいても仕方がないので、休職中は神奈川の実家に帰るつもりでいる。
まずは体調を元に戻してから、今の仕事に戻るのか、
それとも別の道を探すのか、ゆっくり考えることにする。
ひとまずは再販を買ってある今月30日の名古屋個別を楽しみに生きていくが、
おそらくこの日は「関東民」として参加することになるだろう。
まあ名古屋なら神奈川からの方が断然近いし、むしろ好都合である。
向こう1年間はるたんの応援に力を注がねばならないというのに、
またはるたんにパワーを分けてもらうことになってしまいそうだ。
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