2016年7月14日木曜日

手間暇かければいいものができる

前にも言った通り、私は現在体調不良で休職中なのだが、
入院しているわけでもないので、一日の過ごし方は普段の休日とそう変わらない。
しかし九州はこの雨続きで、どこにも出掛けられなければ洗濯物も乾かない。
何をするでもなく家の中で時間を潰すのは、それはそれでストレスである。
おまけに先日雨雲の切れ間に無理矢理出掛けてみたところ、
市電のレールで自転車のタイヤがスリップし、上半身からアスファルトに転落。
元々あった体調不良など気にしている場合ではないような重傷を負ってしまった。

人間、こういう追い詰められたときこそ、逆に集中力が発揮できるものである(多分)。
時間だけはあるのだから、以前から考えていた、
現場での酷使により傷みが目立ってきていた上野ドラムの2号機を今こそ作ろう。
そう思い立って丸3日、ようやく完成した新作がこちら。


自分でも気合いを入れすぎて少し引いている。
今回は八角形なので、そのまま上野オクタゴンとでも命名しておこう。
上野ドラムからの主な改善点としては、まず表板の材質。
写真でも背景を反射しているのがわかると思うが、
文字をくり抜いた台紙の上を透明のプラ板で覆っている。
光らない普通の団扇でもそうなのだが、
どうしても現場で何度も使用しているうちに傷ついたり文字が剥がれたりしてしまう。
そんな悩みを解決できるのがこの構造である。
しかもこれ、プラ板を乗せて縁をテープで固定しているだけなので、
プラ板が傷ついたり汚れたりした場合は交換が可能なのだ。



発光させるとこんな感じだ。
結局光らせてしまえば前と同じになってしまうのが少し悲しいが、
せめてもの抵抗としてハートをくり抜いて新作感を出してみた。
発光ギミック自体に変更は全くないが、
今回は文字の色にキンブレの筒に入っていたシートを使用している。
あれはすごく便利なので、シート単体で販売してもらえないものだろうか。


今回はかなり綺麗に作ったので、中身も公開。
構造は至って単純なので、時間と手間さえかければ誰でも同様のものが作れるだろう。
写真では見にくいが、キンブレの周りにはプラ板を四角く切り貼りし、
表板と裏板にプラ両面でくっつけて固定している。
今回失敗した点は、キンブレとプラ板との隙間を軟質のシール材で埋めたため、
柄がグラグラと動くようになってしまった。
よく言えば遊びがあるのだが、重量に負けてシールが切れてしまいそうで怖い。
現場で使う際には、柄だけを握るのではなく、本体に指を添えるように持つのがいいだろう。



裏板と側板にもちょっとしたこだわりを。
プラ素材を多用している分、上野ドラムより若干重くなってしまったのはまあ仕方ない。
それと、八角形にしたためにウサミミをつけることができないのも難点といえば難点だ。

ひとまずこれなら、多少ラフな扱いをしてもすぐに凹んだりすることはないだろう。
正直二度とやりたくないくらい大変だったので、
しばらくはこの上野オタクゴンをメイン武器としてはるたんの応援に勤しみたい。

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